【新唐人2010年8月12日付ニュース】中国の乳製品メーカー「聖元栄養食品」の粉ミルクを飲んだ赤ちゃんに、胸が膨らむなどの異常が、現在、中国各地で発見されています。赤ちゃんの親は、関係部門に粉ミルクの検査を求めたものの拒まれました。メラミン事件以降も、粉ミルクへの当局の監督はまだ行き届いていないといえそうです。
湖北省・武漢市の生後4ヶ月の赤ちゃんは、胸が膨らみ始め、膣の炎症が起こり、女性ホルモンも成人女性並みに達しました。これが5日報道されると、中国各地からは同じようにホルモン異常が起きた赤ちゃんの例が伝わってきました。
実はみな、中国の乳製品メーカー「聖元栄養食品」の粉ミルクを飲んでいました。
武漢市の鄧さんによると、聖元の粉ミルクの飲用をやめると、膣の炎症は治まりましたが、乳房はまだ硬いそうです。
鄧さんは、粉ミルクの検査を当局に求めましたが、断られました。元々当局の検査項目には、ホルモンはありません。
中国乳業協会理事の王氏も、ホルモン検査は盲点だと認めます。
聖元の粉ミルクは、中国のスーパーでいまだに売られていますが、9日、ナスダック市場で聖元の株は、先週末に比べ約27%下がりました。
新唐人記者がお送りしました。